選考結果

 博物館・美術館等を拠点とした市民活動を応援する「花王・コミュニティミュージアム・プログラム」は今回で5回目の公募になるが、新規助成については東日本大震災で被災された方を支援する特別募集としたところ、全国より過去最多の194件の応募があった。これらに対して選考委員会等による慎重な選考の結果、助成対象プロジェクト38件(継続3年目助成5件、継続2年目助成9件、特別募集24件)、助成総額1,788万円の助成を決定した。助成対象は前掲の一覧表のとおりである。

選考経過

 今回は特別募集を加えたことから、公募開始時期を予定より遅らせ、2011年4月11日から5月31日までの約1月半行った。
 選考に際しては、継続2・3年目助成(応募数22件)と特別募集/A助成(これまで本プログラムの助成対象となっていない団体からの応募。応募数167件)を選考委員会が行い、特別募集/B助成(これまで本プログラムの助成対象となった団体からの応募。応募数5件)は事務局が担当した。B助成については、震災対応のため少しでも早い時期からの活動開始が望ましいとの考えから、これまでの活動実績などから評価し、選考委員会に先立ち、花王株式会社と特定非営利活動法人市民社会創造ファンドの責任者を交えた審査会を6月10日に実施し、4件を助成対象として決定した。
 また、選考委員会による選考に対しても、特別募集/A助成の応募数が多数にのぼったことから、事務局における予備審査を6月14日に行った。事前に花王と市民社会創造ファンドの事務局担当者が全案件を読み、助成要件や助成趣旨に対する適切性といった観点から56件を選出し、選考委員会の選考対象案件とした。
 選考委員(委員長以下6名、後掲)は、これら56件と継続2・3年目助成への応募22件の計78件すべてを選考委員会に先立ち読み込んだ上で、委員長を除く委員全員が事前に推薦案件を選出した。7月4日に行われた選考委員会では、事前に推薦・準推薦のあった案件について個別に検討を行い、助成対象31件と補欠7件を決定した。その後事務局において、応募団体に対して応募内容の変更や他の助成との関係などの確認を行った。あわせて、特に特別募集に事前の予想を上回る応募があったことから、花王株式会社は採択数を増やすこととし、最終的に補欠を含めた34件のプロジェクトを助成対象とした。
 これにより2011年助成対象プロジェクトは、先の特別募集/B助成と合わせて、38件となった。

  継続
3年目
継続
2年目
特別募集 合計(件)
A助成 B助成
1.応募件数 8 14 167 5 194
2.B助成審査会
 助成件数
4 4
3.選考委員会
 対象案件数
8 14 56 78
4.選考委員会
 助成(補欠)件数
5
(1)
8
(4)
18
(2)
31
(7)
5.助成対象件数 5 9 20 4 38




2011年選考委員

選考委員長
 樺山 紘一   東京大学 名誉教授・印刷博物館 館長

選考委員
 太下 義之  東北公益文化大学 特任教授
 片山 正夫  公益財団法人セゾン文化財団 常務理事
 金山 喜昭  法政大学 キャリアデザイン学部 教授
 布谷 知夫  三重県立博物館 館長
 嶋田 実名子  花王株式会社 理事 コーポレートコミュニケーション部門
 社会貢献部長


   



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