Bコース

助成対象件数  12件  
助成総額 2,949万円

  種別 プロジェクト名 団体名 代表者名 所在地 助成額
1 活動 小中高生の夢を育む山田町学習支援 一般社団法人SAVE IWATE 寺井 良夫 岩手 300万円
2 活動 大槌町こども議会設立運営プロジェクト 一般社団法人おらが大槌夢広場 阿部 敬一 岩手 284万円
3 活動 宮城学院女子大生による子どもの「日常」再生ネットワーク 宮城学院女子大学リエゾン・アクション・センター 市野澤 潤平 宮城 300万円
4 活動 石巻観光復興ユースチャレンジ事業 特定非営利活動法人DoTankみやぎ地域政策研究行動会議 遠藤 学 宮城 300万円
5 活動 TEENS Global Cafe in Tohoku 特定非営利活動法人キッズドア 渡邉 由美子 宮城 150万円
6 活動 思春期ピアカウンセラーによる被災県若者ピアキャラバン・プロジェクト 日本ピアカウンセリング・ピアエデュケーション研究会 高村 寿子 福島 207万円
7 活動 コミュニティスペースからの復興人材育成事業 ソーシャルネットワーキング
カフェぴーなっつ
岩崎 大樹 福島 261万円
8 研究 「ひと・つながる」復興支援調査・交流推進プロジェクト 特定非営利活動法人市民公益活動パートナーズ 古山 郁 福島 298万円
9 活動 被災地の仕事づくりを加速させる若者の力による復興支援グッズの販路拡大と新製品の開発プロジェクト 特定非営利活動法人とちぎユー
スサポーターズネットワーク
岩井 俊宗 栃木 297万円
10 活動 Do for Smile@東日本プロジェクト 「明学・大槌町吉里吉里復興支援プログラム」 明治学院大学ボランティアセンター 原田 勝広 東京 202万円
11 活動 震災を経験した東北・関西の大学生による岩手県釜石市のコミュニティ活性化支援プロジェクト 一般財団法人ダイバーシティ研究所 田村 太郎 東京 150万円
12 研究 ニーズマッチプロジェクト〜愛知県15大学の
大学生による福島っ子支援のあり方調査〜
東日本大震災復興支援団体 愛チカラ 石原 杏莉 愛知 200万円
Bコース 助成額合計  2,949万円







12-B-01
プロジェクト名 小中高生の夢を育む山田町学習支援
団体名 一般社団法人 SAVE IWATE
代表者名 寺井 良夫
主な活動地域 岩手県山田町
助成額 300万円

 本団体は、東日本大震災発生直後から、盛岡を拠点に岩手県内各地で、その時々の状況やニーズを踏まえた様々な活動を展開している。市民や専門家、被災地の住民が協働して、支援物資の募集・配布、ボランティアのマッチング、イベントの開催、復興支援商品の企画・販売、生活相談、仕事づくりなどを行ってきた。
 本プロジェクトでは、昨年9月から行っている山田町山田地区での小中高生に対する学習支援活動を、豊間根地区にまで対象を広げて取り組む。
 年齢の近いユースが、震災により精神的な被害を受け、また、学習環境も悪化している子どもたちの勉強を手伝うことは、非常に意義深く、学生にとっても学びの多い活動となるであろう。是非多くの学生を巻き込み、活動の場所もさらに広げていただきたい。子どもたちと学生がお互いに学び合い、これからの社会を支えるようになることを期待している。


12-B-02
プロジェクト名 大槌町こども議会設立運営プロジェクト
団体名 一般社団法人 おらが大槌夢広場
代表者名 阿部 敬一
主な活動地域 岩手県大槌町
助成額 284万円

 本団体は、東日本大震災により激甚な被害を受けた岩手県大槌町の産業復興と生活再建のため、町民が中心となって設立された。役場が被災し機能しない中、子どもやユースを対象とした活動も行ってきた。
 本プロジェクトは、大槌町の子どもたちや、就職・進学により町を離れているユースが、復興のまちづくりに主体的な立場で関われるように「大槌町こども議会」を設立し、運営する活動である。「こども議会」の議員は小中高生であるが、その事務局をユースが担う。
 子どもたちの声をこれからのまちづくりに活かすのは、非常に大切なことである。町の復興計画が策定され、「地域復興協議会」で町民の意見が集められるようであるが、この取り組みの成果がまちづくりに活かされることを期待したい。また、本プロジェクトに関わった子どもたちやユースが、これからの大槌町の発展を担う人材になることを願ってやまない。


12-B-03
プロジェクト名 宮城学院女子大生による子どもの「日常」再生ネットワーク
団体名 宮城学院女子大学リエゾン・アクション・センター
代表者名 市野澤 潤平
主な活動地域 宮城県仙台市
助成額 300万円

 本団体は、宮城学院女子大学の学生たちが立ち上げる自立的・創造的企画を支援し、大学と地域社会との連携をサポートするために設立された。東日本大震災以降は、災害ボランティア派遣、学生と教職員協同による複数の災害復興支援活動に取り組んできている。
 本プロジェクトは、総合性、継続性、重層性という特色をもつ、学生による継続的な子ども支援およびその方法論確立を目指す活動であり、個別に展開してきた学習補助や遊びの機会提供などの支援を総合的な子どもケアに昇華させようとする取り組みである。被災地の学生が主体となった長期的なネットワークを通じ、子どもたちの「日常」を再生し、生活の質を高めていくことが期待される。


12-B-04
プロジェクト名 石巻観光復興ユースチャレンジ事業
団体名 特定非営利活動法人DoTankみやぎ地域政策研究行動会議
代表者名 遠藤 学
主な活動地域 宮城県石巻市
助成額 300万円

 本団体は、宮城県の石巻において地域課題の解決に向けて、環境問題や雇用、若者のキャリア教育に関わる実践や政策提言を行ってきた。東日本大震災以降は、避難所や仮設住宅において被災者の生活支援や水産業の復興支援の一環として体験型観光教育事業(体験漁業等)にも取り組んでいる。
 本プロジェクトでは、震災の影響で減少した観光の復興をテーマに、地元の石巻女子商業高校や石巻専修大学と連携し、高校生・大学生が参加して地元の観光スポットや復興スポットを調査する。その結果を元に情報誌や動画を作成し、広く発信することを目指しており、観光の振興に加え、今後の地域産業の担い手となりうる若者へのキャリア教育の側面でも成果が期待できる。


12-B-05
プロジェクト名 TEENS Global Cafe in Tohoku
団体名 特定非営利活動法人キッズドア
代表者名 渡邉 由美子
主な活動地域 宮城県仙台市
助成額 150万円

 本団体は、親の貧富の差が子どもに連鎖する「貧困の世代間連鎖」を断ち切り、日本の将来を担う子どもたちが夢や希望を持ち、進むべき選択肢を増やせることを目的に、学習補助や体験学習の機会提供などに取り組んできた。
 本プロジェクトは、東日本大震災の影響による経済困窮や沿岸部の過疎、産業の衰退等の問題により貧困の連鎖に巻き込まれる可能性がある地元の中高校生を対象に、外国人留学生と学び合う中から実践的な英語のスキルや多様な視点から物事を考える力を身に付けてもらうことを目指し、その運営に東北と東京の大学生がチームで取り組む。
 本団体では既に他の取り組みにおいてもユースが主体的に関わっていることから、本プロジェクトにおいてもこれまでのノウハウを生かした地元の中高校生への機会提供が行われるとともに、東北および日本の将来を担う人材育成につながることを期待したい。


12-B-06
プロジェクト名 思春期ピアカウンセラーによる被災県若者ピアキャラバン・プロジェクト
団体名 日本ピアカウンセリング・ピアエデュケーション研究会
代表者名 高村 寿子
主な活動地域 福島県
助成額 207万円

 本団体は、ヘルスプロモーションの理念をふまえた健康教育手法であるピアカウンセリング・ピアエデュケーションの実践の普及と定着ならびに研究を通じて、若者のライフプランと自己実現の支援に取り組む組織であり、ピアカウンセラーやその指導者の養成にも積極的に取り組んでいる。
 現在、福島では地震や津波、原発事故、放射能の影響などにより、思春期の若者たち(特に女性)は、将来に対する不安、性や心に関する様々な課題を抱えている。これらの若者たちの心のケアやエンパワメントのために、同世代の若者によるピアカウンセリングは、その有効な手段として一定の効果が見込まれると考える。
 本団体のこれまでのノウハウや、福島県内の思春期サポーター組織などとの幅広いネットワークを活かして、ピアカウンセラーの育成やピアカウンセリングを県内で広く実施することを期待する。また、本助成の趣旨を踏まえて、被災者の支援や若者の参画に留意した事業の企画、運営がなされることも期待したい。


12-B-07
プロジェクト名 コミュニティスペースからの復興人材育成事業
団体名 ソーシャルネットワーキング
カフェぴーなっつ
代表者名 岩崎 大樹
主な活動地域 福島県福島市
助成額 261万円

 本団体は、福島県中部地域(郡山市周辺)において「場」の提供を通じた「関心」でつながる若者コミュニティの創出により、社会的活動への関与経験のない若者の社会参画を促進することを目的としている。東日本大震災直後から支援物資の配布などを行い、その後も福島の地域再生を担う人材育成のために活動を展開してきた。
 本プロジェクトでは、福島市内に「コミュニティスペース」を創出し、テーマを限定しないイベントの開催、サークルの活動場所としての利用などにより若者の交流を促進し、コミュニティを創出することを目指す。
 人口流出が続く福島において、若者が交流するための拠点づくりが重要テーマとなる中で、あえて公共施設とは異なる場所で能動的につながりを生み出すことができる「場づくり」を進め、さらにはそれを地域再生の人材育成につなげていくことを期待したい。


12-B-08
プロジェクト名 「ひと・つながる」復興支援調査・交流推進プロジェクト
団体名 特定非営利活動法人
市民公益活動パートナーズ
代表者名 古山 郁
主な活動地域 福島県福島市
助成額 298万円

 本団体は、東日本大震災直前に設立された民間の中間支援NPOであり、震災後は、福島市を中心として避難住民に対する生活再建支援やコミュニティ復興支援に携わってきた。
 本プロジェクトでは、福島大学災害ボランティアセンターと連携しながら、被災地支援を行うNPOなどへの聞き取り調査を行い、今後の支援活動の課題の明確化や支援団体間のネットワークづくりを目的とする。
 本プロジェクトは支援活動と同時に調査活動を重視する本助成の趣旨に合っており、特に支援団体が相対的に少ない福島県の支援実態と課題を明らかにする意義は大きい。一方で、調査は公共性を持つため、分析結果の公表と各団体へのフィードバック、それに基づく提言などが的確に行われる必要があり、社会福祉協議会や連携復興センターなど福島県内の他の中間支援組織とも連携を取りながら、調査結果を今後の活動につなげていくことを期待したい。


12-B-09
プロジェクト名 被災地の仕事づくりを加速させる若者の力による復興支援グッズの販路拡大と新製品の開発プロジェクト
団体名 特定非営利活動法人とちぎユースサポターズネットワーク
代表者名 岩井 俊宗
主な活動地域 栃木県・福島県いわき市
助成額 297万円

 本団体は、若年無業者支援事業「とちぎユースワークカレッジ」の運営を始めとして、若者の社会参加の機会を育むことを目的としている。東日本大震災以降は、栃木県内の被災者支援のためのボランティアコーディネート、被災地へのボランティア派遣コーディネート等を行うなど、若者の震災支援プロジェクトを実施している。
 本プロジェクトでは、被災者の自立支援にむけた若者のアイデアや商品開発による仕事づくりとしてのグッズの販売・開発、ユースワークキャンプの開催、シンポジウム等の開催などに取り組む。
 継続的な被災者支援が重要課題となる中で、商品販路の開発などのビジネス戦略を明確にすると同時に、被災者の自立支援に明確に結びつくような工夫や、商品開発などについても若者独自の視点でユニークな活動が展開されることを期待したい。


12-B-10
プロジェクト名 Do for Smile@東日本プロジェクト
「明学・大槌町吉里吉里復興支援プログラム」
団体名 特定非営利活動法人明治学院大学ボランティアセンター
代表者名 原田 勝広
主な活動地域 岩手県大槌町
助成額 202万円

 本団体は、被災地外の大学のボランティアセンターの中で、東日本大震災に対する支援活動に非常に活発に取り組んできたところの一つである。
 本プロジェクトは、震災直後の昨年4月より支援してきた岩手県大槌町吉里吉里地区を対象に、小中学生の育成支援、地域の文化・歴史の保存、自然の再生、住民の生活支援の4つを柱に取り組むものである。地域の多様なアクターと学生・大学との連携がよく取れていること、計画が詳細かつ具体的なこと、昨年からの積み重ねに基づく的確な復興支援活動の内容となっていることが評価された。
 その一方で、本プログラムは若者の主体性を重視するものであることを考慮し、学生の主体性と地域住民との創意を生かしながら、着実な活動展開と継続した支援体制が構築できるよう十分な配慮を期待したい。


12-B-11
プロジェクト名 震災を経験した東北・関西の大学生による岩手県釜石市のコミュニティ活性化支援プロジェクト
団体名 一般財団法人ダイバーシティ研究所
代表者名 田村 太郎
主な活動地域 岩手県釜石市
助成額 150万円

 本団体は、ダイバーシティ(人的多様性)に配慮することで、社会のひとりひとりが「よりよい明日」を目指して活躍できる組織や地域をつくる活動に取り組んでいる。
 本プロジェクトでは、阪神・淡路大震災の被災経験のある関西の大学生が東北の大学生とつながり、スタディツアーや仮設商店街支援を通じて岩手県釜石市のコミュニティ活性化を目指す。
 昨年の活動実績に基づき、東北の学生との交流による活動をさらに充実させようとしており、阪神・淡路大震災の復興に関わった街づくりの専門家等の協力も得て、両地域のユースが共に取り組む点が評価された。今後の東日本再生のためにも、東北の学生が主体的な関与の度合いをさらに深め、被災者の自立支援につながることを期待したい。


12-B-12
プロジェクト名 ニーズマッチプロジェクト〜愛知県15大学の大学生による福島っ子支援のあり方調査〜
団体名 東日本大震災復興支援団体 愛チカラ
代表者名 石原 杏莉
主な活動地域 福島県
助成額 200万円

 本団体は、東日本大震災の被災者支援のために設立され、愛知県内15大学の学生と社会人サポーターが、福島県を中心とした子ども支援に重点的に取り組んでいる。また、地元の愛知県でも復興支援のチャリティイベント等を通じて協力の呼びかけを行ってきている。
 本プロジェクトでは、これまでの短期的支援から被災地の自立支援につながる長期的支援を目指し、子どもを含む被災者のニーズ調査を行い、ニーズに応じた今後の支援の枠組みの構築と対象地域の拡大を目指す。
 学生が主体的に活動しており、これまでのキャンプ事業などを通じて地域との関係も築かれている点や、今春より現地スタッフも配置するなど長期的な支援を目指している点が評価された。本調査を今後に活かすためにも、予定されている関係者や一般への調査結果のフィードバックを行うとともに、調査に際しては、子どもやストレスに関する専門家の協力のもとで、当事者に配慮した取り組みが行われるよう期待する。



  




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