助成件数 4件
助成総額 639万円

プロジェクト名団体名代表者 所在地 助成額
◆ 継続2年目助成
医療的ケアの必要な子どもたちの可能性は無限大〜地域啓発に向けた広報ツールの作成と活用(2)〜 バクバクの会 大塚 孝司 大阪
2,000,000
◆ 新規助成
長期的に医療的ケアの必要な子どもたちと家族の在宅生活を支える人材育成プロジェクト 認定特定非営利活動法人
NEXTEP
島津 智之 熊本
460,000
ニコゼミ2016 重い病気や障がいのある子どもに関わる人材育成のためのコミュニケーション講座の実施 認定特定非営利活動法人
ニコちゃんの会
森山 淳子 福岡
1,930,000
ホスピタル・プレイによる在宅支援システムの構築 特定非営利活動法人 ホスピタル・プレイ協会
すべての子どもの遊びと支援を考える会
松平 千佳 静岡
2,000,000
助成件数4件:助成額合計 
6,390,000
(2016年9月1日現在)





[継続2年目助成]
 
助成番号  15-2-1
プロジェクト名 医療的ケアの必要な子どもたちの可能性は無限大 〜地域啓発に向けた広報ツールの作成と活用(2)〜
団体名 バクバクの会
代表者名 大塚 孝司
設立年 1989年
URL http://www.bakubaku.org/
助成額 200万円

 この団体は人工呼吸器の着用、もしくは同程度のケアを必要としている子どもたちが入院生活や在宅生活を豊かに過ごすことができるよう、相談・支援業務や情報提供、また全国ネットワーク組織としての強みを活かしながら社会的理解を促進するための啓発活動に取り組んでいる。
 医療的ケアの必要な子どもたちは、退院しても地域社会とつながるきっかけがなく、孤立して
いる親子も多い。しかし適切な社会的支援を受けることで、地域の子どもたちと同じように保育
園や学校に通い、豊かな経験を積み重ねながら、毎日の生活を育むことができる。
 前回の助成では、人工呼吸器をつけながら、親の付き添いなしに保育園や学校に通っている子どもたちや、一人暮らしをしながら自立した生活を送っているケースを紹介するDVDを作成した。このDVDは、人工呼吸器を使用していてもひとりの人間としての尊厳を保つことの大切さと地域支援の在り様を伝えている。サポートを躊躇している人々が支援の一歩を踏み出すきっかけとなり、また当事者自らも地域で生活することに希望を持てるような内容である。
 今回の助成では、前回作成したDVDをツールとして、各支部が中心となり地域で上映会を開催する。上映会を通して新たな支援者や賛同者の獲得に努めると共に、支部の活性化を目指す。
 本助成を通じて、地域ごとに当事者以外のキーパーソンを巻き込み、DVD上映後は地域に根付いた活動を展開していくことを期待したい。
 また潜在的に孤立している当事者親子を掘り起こし、医療的ケアの必要な子どもたちが地域で安心して過ごすことができるよう、各支部の支援体制が強化されることを期待して助成する。



[新規助成]
 
助成番号  15-1-1
プロジェクト名 長期的に医療的ケアの必要な子どもたちと家族の在宅生活を支える人材育成プロジェクト
団体名 認定特定非営利活動法人 NEXTEP
代表者名 島津 智之
設立年 2000年
URL http://nextep-k.com
助成額 46万円

 自宅で生活する医療的ケアが必要な子どもや重い障害のある子どもたちが増えている。しかし、地域では支える人的資源や社会的資源が限られており、多様な人たちの協力が求められている。一方で、地域にそのような子どもと家族がおり、重い負担を抱えていることを知っている人は少ない。特にこれから社会を担っていく学生たちが知る機会はほとんどない。
 この団体は、「笑顔あふれる地域社会づくり」を目指し、社会課題解決のためのネットワークづくりや不登校児のサポート、重い障害や難病の子どもたちの在宅生活支援に取り組んでいる。   
 今回の助成では、長期的に医療的ケアの必要なこどもたちと家族の在宅生活を支える若手人材の育成に取り組み、研修プログラムのシステム化と、講座と見学/実習の実施等により、学生に学びと経験の場を提供する。
 本助成を通じて、若手人材育成の研修プログラムの基礎を固め、組織内における継続的な事業として定着させ、在宅療養児と家族の地域の受け皿づくりに貢献することを期待して助成する。


 
助成番号  15-1-2
プロジェクト名 ニコゼミ2016 重い病気や障がいのある子どもに関わる人材育成のためのコミュニケーション講座の実施
団体名 認定特定非営利活動法人 ニコちゃんの会
代表者名 森山 淳子
設立年 1992年
URL http://www.nicochan.jp/
助成額 193万円


 自宅で暮らす重い病気や障がいのある子どもたちは、医療・福祉が生活の中心となり、その分野の専門職以外の人たちと出会い、対等に接する機会は非常に限られている。年齢に応じた人間関係を築くことも困難である。また専門職以外の人たちは、どのように接したらよいかを知る機会が少ないことから、出会い方によっては表情や動きの見えにくい彼らを、意志や感情がないものと捉えがちである。
 この団体は、重い病気や障がいのある子どもたちやその家族の周りにいるあらゆる人が、互いに「こころ豊かに過ごすこと」を目的に、本人が楽しめるイベントや文化・芸術活動、福祉サービス等の取り組みを行っている。
 今回の助成では、そのような在宅療養児に関わる人材育成のために、「コミュニケーション講座」として、子どもや遊び、アートに関する各分野の専門家による連続講座と実践の機会を提供する。さらに最終段階では、講座と実践を通じて得られた気付きや関係性などをもとにインスタレーション展示を行い、発信を通じて広く社会に向けてアプローチを行う。
 本助成では、重い病気や障がいのある子どもの支援に関心のある人が、何らかの具体的な関わりにつながること、子どもたちの社会的な成長のきっかけづくりにつながること、広く一般の人々の気づきにつながることを通じて、地域における受け皿づくりが進むことを期待し助成する。


 
助成番号  15-1-3
プロジェクト名 ホスピタル・プレイによる在宅支援システムの構築
団体名 特定非営利活動法人 ホスピタル・プレイ協会
代表者名 松平 千佳
設立年 2010年
URL http://hps-japan.net/
助成額 200万円

 この団体は、病児や障がい児に対して、ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(以下、HPS)が行う遊びを使った専門的な支援を通して、子ども達が医療と肯定的な関わりを持てるように努め、また多様な問題を抱える子ども達すべてに遊びと遊び支援が届くよう、活動に取り組んでいる。
 高度な医療的ケアを必要とする子どもたちが、医療政策の変更により入院から在宅へと移行されているケースが増えてきている。入院時の「遊び」の支援は広まりつつあるが、在宅に戻った後は、遊びに触れあう機会も少なく、また親も介護に手一杯で、どのように遊べばよいのか戸惑い、悩んでいる現状がある。
 今回の助成では、在宅で過ごしている医療的ケアの必要な子ども達に対して、遊びを介在させた支援を実際に行いながら、在宅支援の仕組みを検証する。また在宅支援にとって必要とされる地域間の連携や家族との関係、年齢に応じた対応などを国内外の調査を通して検証し、日本の文化・風土に合った支援システムの構築を目指す。
 本助成を通じて、HPSが地域の関係機関との連携を築きながら、医療的ケアの必要な子どもと家族を地域全体で支える仕組みを構築されることを期待したい。また在宅支援システムをモデルケースとして全国に拡げ、HPSが新しい職域として確立することを期待して助成する。






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