この助成プログラムは、小児がんなどの難病により長期※1にわたり入院や在宅療養する子どもたちとその家族を支援する市民活動を応援するものです。

 長期療養の子どもとその家族に対する社会的関心は高まりつつありますが、病院から地域への移行支援や地域の受け皿づくりは、未だ充分とは言い難い状況です。さらに2020年1月に新型コロナウイルス感染症が日本で確認され、その蔓延とともに長期療養の子どもたちとその家族も大きく影響を受けています。入院している子どもたちへの面会制限、療育施設やデイケアの利用制限、子どもたちやそのきょうだい向けのイベント等が中止となり、この状況下で子どもたちと家族のストレスは深刻さを増しており、早急に対応することが必要と考えています。

そこで本プログラムの第3期の1年目は、特別助成として第1期及び第2期の助成対象団体を対象とし、コロナ禍に対応した新たな事業に取り組んでいる団体を応援することにしました。対面で支援することが難しい状況のなか、オンラインによる支援は、病院、在宅、地域のすべてが享受可能な“豊かな手法”の可能性を秘めていますが、それ以上にwithコロナ期ではオンラインとオフライン(対面)の融合型支援が新たな支援モデルになると思われます。

 これらの支援を通じて、子どもたちと家族が豊かで穏やかな生活を送り、そして“生きる力”につながるような市民活動を応援したいと考えています。また長期療養の子どもたちとその家族を支援している団体同士がゆるやかにネットワークを築き、共に抱えている課題を共有し、社会に発信していくことを期待しています。


※1 このプログラムにおいて「長期療養」とは、おおむね1ヶ月以上の療養を想定しています。また入院中とともに在宅療養も含み、場合によっては予後の生活も対象とすることがあります。


1.対象分野

長期療養の子どもたちとその家族を支援する市民活動で、コロナ禍における新たな事業が、心理的・文化的・社会的な生活の質の向上と生きる力につながる下記のような取り組みを応援します。
(1)入院中または在宅療養にある長期療養児やその家族を支援する活動
(2)病院から地域への移行を支援する活動
(3)在宅療養児の地域における生活を支援する活動
(4)予後の就労などの社会的自立を支援する活動
(5)病院内外で支援する人や組織のネットワークを育てる活動
(6)その他のwithコロナ期に求められる新しい支援を模索する活動

2.支援の仕組み

計画型助成

非公募:市民社会創造ファンドから関係団体にお声がけをし、相談しながら内容を固め、専門家の助言を受けた後、審査会にて助成を決定します。

3.助成額(2021年)

   助成金総額   助成件数 
第1回 394万円 2件

4.助成期間

・助成期間は1年以内。
  但し、対象プロジェクトの内容から判断し、複数年の助成が望ましい場合には、
  年ごとに検討し、継続的に助成をします。

・助成期間の開始は、対象プロジェクトごとに協議の上決定します。



本助成プログラムは、武田薬品工業株式会社による寄付により、特定非営利活動法人市民社会創造ファンドが実施しています。





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