助成番号  21-1-1

天井の先の宇宙-つなぐいのち・つながる未来


団体名 一般社団法人 星つむぎの村
https://hoshitsumugi.org/

所在地 山梨県
助成額 194万円

(団体について)
 星つむぎの村は、「星を介して、人と人がつながり、ともに幸せをつくろう」というミッションのもと、プラネタリウムや観望会、ワークショップなどを行っている団体です。全国に、村人と呼ばれるボランティアメンバーが200名ほどいます。
 さまざまな活動を行っていますが、中でも、長期療養中の子どもたちやきょうだい、家族など、ほんものの星空をなかなか見られない人たちに、星空を届ける活動「病院がプラネタリウム」が大きな軸になっています。

(助成による活動と成果)
 今回の助成により、在宅で療養中の子どもたちとその家族にむけた「フライングプラネタリウム」(非接触型で、オンライン配信やオンデマンド動画で行うプラネタリウム)を20件、さまざまな子どもたちがともに集い、学ぶ「星の寺子屋」を月2回、合計24回実施しました。
 これらの活動は、子どもたちや家族が、楽しく豊かな時間を持つことはもちろんのこと、子どもたち一人ひとりがもつ可能性に、家族が気づく機会にもなっています。
 「フライングプラネタリウム」を体験した家族が、星つむぎの村や星の寺子屋の活動に参加することで、さらに継続的に関わりあい、支えあうコミュニティを形成することにつながっています。そのことが、子どもたちの存在意義を高めるものになっています。
 星の寺子屋には、多くの村人(ボランティアメンバー)が関わることで、それぞれが自己実現を果たしながら、組織全体の成長を支えています。
 また、これは当初の目的や目標に掲げていることではないですが、これまでのつながりを大事にしてきた結果、フライングプラネタリウムや星の寺子屋が、喪失家族となった人たちへのグリーフケアの機会にもなっています。

(残された課題、新たな課題)
 リアルな場であれば、自然と子どもたち同士のコミュニケーションが生まれることがありますが、オンラインでは、かなり意識しながら場づくりをしていく必要があります。今後は、子どもたちの「チーム作業」「主体的な活動」「協働での発表」などの機会をさらに増やしていくことで、もっと楽しい場になれると感じています。
 大学生や高校生に主体的に関わってもらうことも目標としてきましたが、数名の参加はあれど、主体的な役割というところまでは行きませんでした。また、この1年は、病院の中で療養している子どもたちやその家族のところに、なかなか情報が行き届かなった(結果として、参加した家族があまりいなかった)ので、情報を届けるための工夫は、まだまだ必要であると感じています。

(活動の背景・社会的課題)(団体からのメッセージ)
 星空を見上げることや、深淵なる宇宙を知り、感じることは、一人ひとりの視野を大きく広げ、連綿とつながるいのちのリレーの果ての今、ここに生きている奇跡を実感させてくれます。そのような視点を一人ひとりが心の中や体の中に思っていることが、インクルーシブな社会をつくりあげていく大きな原動力になると信じて、活動しています。
 星を見上げることは、想像力の翼を広げること。星を見上げることは、あらゆる境界線を乗り越えていくということ。星を見上げるということは、138億年の歴史を自分の中に取り込むということ。ぜひ、一緒に星を見上げましょう。

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