選考結果

ジョンソン・エンド・ジョンソン
コミュニティ・ヘルスケア・プログラム 選考結果

2025年度 [助成期間:2025年6月1日~2026年5月31日 ]

2025年度は、全国から58件のご応募をいただき、そのうち7件(助成総額1,826万円)が厳正なる選考の結果、助成対象プロジェクトとして選ばれました。


助成対象

特定非営利活動法人 あえりあ (北海道)
「さぽんて」を活用し、地域での共助・互助の循環をつくる 【*2024年度助成からの継続】
助成金額:300万円
プロジェクト実施に関わるFLHW:看護師、保健師、精神保健福祉士、公認心理士

 

一般社団法人 S.C.P. Japan (千葉県)

地域FLHWと協働して行う障がいのある女の子のウェルビーイング推進事業
助成金額:300万円
プロジェクト実施に関わるFLHW:作業療法士、看護師

 

一般社団法人 エンドオブライフ・ケア協会 (東京都)
「認知症とともに生きるための いのちの授業」 モデルプロジェクト
助成金額:300万円
プロジェクト実施に関わるFLHW:医師、看護師、介護支援専門員、社会福祉士

 

特定非営利活動法人 愛知こどもホスピスプロジェクト (愛知県)

愛知こどもホスピスプロジェクト presents “Family Day”
助成金額:300万円
プロジェクト実施に関わるFLHW:医師、看護師、助産師、社会福祉士

 

一般社団法人 スペシャルキッズサポート振興協会 (大阪府)
病気がある子どもにあそびで関わる人の集まりネットワーク(Special Kids Japan)
助成金額:291万円
プロジェクト実施に関わるFLHW:医師、看護師、助産師、社会福祉士

 

認定NPO法人 てんびん(兵庫県)
心と体を元気にする!パーキンソン病当事者と家族の社会的孤立解消事業
助成金額:260万円
プロジェクト実施に関わるFLHW:医師、保健師

 

一般社団法人神戸ダルクヴィレッジ(兵庫県)
トラウマを抱えた依存症者支援を行う当事者サポーターのインフォームドケア事業
助成金額:75万円
プロジェクト実施に関わるFLHW:公認心理師、保健師


選考委員の所感

選考体制

(委員長)
中島 智人   産業能率大学 経営学部教授

(選考委員)

下園 美保子  秋田看護福祉大学 看護福祉学部看護学科 教授

長澤 恵美子  わくわく共創オフィス 代表

糸岡 栄博   ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ
JAPAN COMMUNITY IMPACT シニア マネージャー

中島 智人(産業能率大学 経営学部 教授)

今回、本プログラムの公募助成としては初めての選考を行いました。本プログラムの特徴は、助成実施要項にも明記されていますように、地域社会のヘルスケアの向上につながるようなフロントライン・ヘルスワーカー(FLHW)による取り組みを支援することにあります。

社会全体・地域社会におけるヘルスケアの向上にかかわる取り組みは、地域住民が主体となっているものや、専門的な知識やスキルをもつボランタリー団体が行っているもの、などさまざまなかたちで取り組まれており、自治体による協働や補助、民間団体による助成の対象ともなっています。

本プログラムは、FLHWの活動やその支援に注目しており、審査にあたってもFLHWが助成対象となる事業にどのようにかかわるのかを見極めるようにしました。

FLHWが主体となっている団体やFLHWと連携しようとする活動は、組織的にみればまだまだその基盤が整っているとは言えないものが多い、との認識がありました。本プログラムでは、助成対象団体は、必要に応じてプロボノ支援を受けられることになっています。まだ、組織基盤が発展途上にある団体にとって、プログラムの実行を通して組織課題を把握しその解決に向けて認識を共有することは、組織の成長に向けた第一歩となります。

選考にあたっては、現状のままでもプログラムの実行可能性の高い団体だけではなく、成長意欲や成長可能性のある団体の活動も考慮しました。初回の公募助成から、多くの団体にご応募いただきました。今回採択された団体の活動や成果に学びながら、より良いプログラムとなることを期待しています。

下園 美保子 秋田看護福祉大学 看護福祉学部看護学科 教授

本プログラムには、フロントライン・ヘルスワーカー(以下、「FLHW」)ならではの視点が多く盛り込まれていました。支援を必要とする当事者やその環境の課題を的確に捉え、工夫を凝らした提案が寄せられ、応募者の皆さまの柔軟な発想に感銘を受けました。

本助成金は1年単位ですが、FLHWが当事者を継続的に支援するには中長期的視点が不可欠です。助成金をどう活用し、次年度以降にどうつなげるかを見据えた計画が重要となります。

また、制度の狭間で困難を抱える当事者を支援するには、1団体だけでの解決は難しく、多様な社会資源を活かした連携が求められます。

支援団体、専門機関、行政、企業が連携し、地域全体で支援環境を整えることが課題です。本プログラムもその一助となることを期待しています。

長澤 恵美子(わくわく共創オフィス 代表)

選考を通じて、フロントラインで活躍するヘルスケアワーカー(FLHW)が直面する社会課題の幅広さと深刻さを改めて実感しました。限られたリソースの中で奮闘する現場のヘルスケアワーカーにとって、この助成が新たな展開を生み出し、より広範な影響をもたらす契機となることを期待しています。

このプログラムの特徴の一つは、助成先に対し、ジョンソン・エンド・ジョンソンの社員が寄り添い、共に歩む仕組みがあることです。そのため、選考においては、各団体が自らの組織課題を明確に認識し、その解決に向けて他者と協働する開放性を備えているかも重視しました。

社員の皆さんにとっても、企業の専門知識や経験を活かして現場の課題解決に貢献するだけでなく、社会課題への理解を深める貴重な機会となるでしょう。このように「ともに取り組む」姿勢こそが、持続的なインパクトを生む鍵になると信じています。

本プログラムを通じて、多くの意義ある取り組みがさらに前進し、より多くの人々の健康と福祉に貢献することを心から願っています。

糸岡 栄博
(ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ JAPAN COMMUNITY IMPACT シニア マネージャー)

私たちのJAPAN COMMUNITY IMPACT(JCI)のNPO支援の特徴は、企業としてお金を出すだけでなく、フロントラインヘルスワーカーの皆様と共通のゴールを見出し、課題解決に向けて伴走するところにあります。

市民社会創造ファンドの協力を得て実施した調査では、医療・福祉制度では十分なヘルスケアが届かず困難を抱える人々の存在、また、そうした人々の支援者には過大な負担がかかっていることがわかってきました。それらヘルスケア課題を直視し、専門的な視点を持ち活動を推進するものの、彼ら自身をサポートする機会や仕組みが不足していることもわかりました。これら課題解決の一助とするために本助成金を2025年に初公募したものです。

選考委員の中島智人様、下園美保子様、長澤恵美子様の類稀なるご教唆、市民社会創造ファンド事務局の皆様の粘り強いご尽力、そして、当期よりJCIのリーダーを志願した3名の有志の洞察力によって素晴らしい7団体のプロジェクトを選定することができました。これら7団体のフロントラインヘルスワーカーの皆様が直視する、既存の医療では解決することが難しい日本版公衆衛生ともいうべきヘルスケア課題に対して、私たちも共に汗をかいて支援を展開してまいります。



問合せ

特定非営利活動法人 市民社会創造ファンド(担当:山田・駒井)
〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1-4-3 日本橋MIビル1F
E-mail:JCI_program#civilfund.org (#を@に変更してください)
※お問い合わせは極力E-mailでお願いします。
TEL.03-5623-5055 月曜日~金曜日(祝祭日をのぞく)10:00 ~ 17:00