タケダ・ウェルビーイング・プログラム


タケダ・ウェルビーイング・プログラムは、小児がんなどの難病によって長期(※1)にわたり入院・在宅療養する子どもたちとその家族を支える市民活動を応援します。
 またこのプログラムは、武田薬品工業株式会社の寄付により、市民社会創造ファンドが2009年より開始したもので、計画型の助成(非公募)として、当方より声をかけさせていただいたNPOと対話しながらプロジェクトを作り上げて助成します。

※1:このプログラムにおいて「長期療養」とは、おおむね1ヶ月以上の療養を想定しています。また入院中とともに在宅療養も含み、場合によっては予後の生活も対象とすることがあります。

 このプログラムは2009年に開始し、当初の5年間を第1期として主に病院を中心にした活動を、続く5年間の第2期は主に在宅療養のための地域の受け皿づくりの活動への支援を行い、10年間で26団体による52プロジェクトを応援することができました。各団体の成果は、「タケダ・ウェルビーイング・プログラム」として冊子にまとめています。
第1期(2009年~2013年)/ ・第2期(2014年~2018年)

 一方で長期療養の子どもとその家族に対する社会的関心は高まりつつありますが、病院から地域への移行支援や地域の受け皿づくりは、未だ充分とは言い難い状況です。さらに2020年1月に新型コロナウイルス感染症が日本でも確認され、その蔓延とともに長期療養の子どもたちとその家族も大きく影響を受けています。

 そこで第3期目の1年目(2021年度)は、コロナ禍に対応した新たな事業に取り組んでいる第1期及び第2期の助成対象団体を対象に「コロナ対応特別助成」で応援しました。2年目(2022年度)以降は新たに病院や地域でオンラインとオフライン(対面)を融合した支援に取り組んでいる活動に助成し、withコロナ期における支援モデルの醸成を目指します。

 これらの支援を通じて、子どもたちと家族が豊かで穏やかな生活を送り、そして“生きる力”につながるような市民活動を応援するとともに、長期療養の子どもたちとその家族を支援している団体同士がゆるやかにネットワークを築き、共に抱えている課題を共有し、社会に発信していくことを期待しています。


プログラム第3期 (2021~)


プログラム第2期


プログラム第1期